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奄美大島にとって辺野古新基地建設は自分事である ―オスプレイ用の低空飛行訓練ルートが奄美にある―
湯浅一郎 1.再浮上した奄美からの辺野古への土砂供給 普天間基地の移設先とされる名護市辺野古では、軟弱地盤のある大浦湾側の区域で国が代執行に伴う工事に着手し、埋め立て予定地の周辺では海に石材を投入する作業などが続いている。そうした中、2024年9月19日、防衛省は、米軍普天間基地の名護市辺野古への移設工事で、埋め立てに使う石材を奄美大島から調達するための特定外来生物の生息状況を調べる事前の調査を始めたことを公表した。 沖縄県には、埋立て工事に使う石材などから特定外来生物が侵入するのを防ぐため、外来生物の付着や混入が認められれば使用中止を勧告できることなどを盛り込んだ土砂条例があ
10/5「きれいな水といのちを守る第37回全国集会」を開催します
きれいな水といのちを守ろう 第37回全国集会 全国連絡会結成50年/わたしたちのこれまでとこれから 「きれいな水といのちを守る全国連絡会」は今年50周年を迎えます。 これを記念し、10月5日に東京の全水道会館で全国集会を開催します。 講演やワークショップを通じて、生活に一番必要な “水” についてみんなで考えましょう! 多くの皆さまのご参加をお待ちしています。 チラシはこちら http://www.peace-forum.com/wp-content/uploads/2024/10/747e5a7a7ced5cc5b447dfb66353de61.pdf チラシ(PDF)に
2024年10月01日
渡辺洋介 1.世論をミスリードする日本のマスメディア 2024年9月9日、朝鮮民主主義人民共和国(以下「北朝鮮」)の建国記念日に金正恩総書記が平壌で朝鮮労働党と政府の幹部らを前に演説をした。演説の多くは、地方経済発展政策など経済政策に関する内容で、核兵器政策を含む国防に関する内容は決して多くはなかった。それにも関わらず、日本のマスメディアは、核兵器政策の部分だけを切り取って報道した。例えば、2024年9月10日付『読売新聞』は「北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記は9日、建国76年に合わせた演説を首都平壌で行い、核開発を継続する方針を示した。『私たちは責任ある核保有国だ。核戦力を絶えず強化する
2024年8月30日、「関東大震災101年朝鮮人虐殺責任追及を求める集会」が開催されました。 集会では特別講演と真相追及に関する報告が行われましたが、米イースタン・イリノイ大学のリー・ジンヒ教授のビデオ報告は、時間の関係上、上映することができませんでした。 リー教授のご協力を得て、公開に至りましたので是非ご覧ください。 集会にご参加いただいた方や、関東大震災時の朝鮮人虐殺問題に関心のある皆様にご覧いただけましたら幸いです。 関東大震災朝鮮人虐殺の真相追及に関する報告(リー・ジンヒ教授) Copyright © 2024 Jinhee J. Lee, Ph.D.
ガザに接続するヒロシマ・ナガサキ ―平和祈念式典へのイスラエル招待問題をめぐって
役重善洋 はじめに 2023年10月7日以降、ガザでは4万人以上の住民が殺害されているが、ネタニヤフ政権は、ガザ掃討作戦を止める気配を微塵も見せず、むしろ、積極的にレバノンへと戦線を拡大している。米国はイスラエルへの武器支援を継続することで、こうした動きを積極的に支持しているように見える。世界は核戦争勃発をも含めた事態の破滅的エスカレーションの瀬戸際に立たされている。 イスラエル閣僚による核兵器使用容認発言と歴史認識問題 核の問題は、人類生存の問題であると同時に、第二次世界大戦後の国際秩序をめぐる歴史認識問題と直結する。広島・長崎への原爆投下こそが世界大戦を終わらせたとの認識が米国